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2020.02.10
gallery35の京都散歩6
贅を尽くした和洋折衷「烏丸丸太町駅」の瀟洒
Gallery35のもう一つの最寄り駅「烏丸線・丸太町駅」。
「からすままるたまち」と読みます。
京都駅から4つ目、烏丸通り(南北)と丸太町通り(東西)が交差する場所にあります。
京都の道は碁盤の目と言われていて、とても簡単です。\
この丸太町駅、北東には「京都御所」を仰ぎ、
南には「御所南」を従える、最も京都らしい駅の一つです。
京都御所は平安遷都より続く、といいたいところですが、
実は平安遷都の際は、もう少し北側に位置していたそうです。
現在ある場所に御所が据えられたのは、南北朝が合一された明徳3年(1392年)。
以降、明治2年(1869年)まで、正式な皇居として550年もの長きにわたり存続しました。
平安遷都以来、日本の都は京都にありましたが、東京奠都を経て明治2年、政府が京都から東京に移され、
皇居としての役割を終えたということです。
京都御所についてはここでは語りつくせないので、またの機会に。
《御所南》
この「御所南」と呼ばれるエリア、平たくいうと「ええとこ」となります。
「いい場所」という意味ですが、なにがいいかというと、すべてがいい。
東京でいうと港区の麻布、白金あたりでしょうか。
Gallery35のあるエリアのお隣なので、また改めて紹介したいと思います。
《大丸ヴィラ》
丸太町駅のもう一つのスポットは「大丸ヴィラ」。
これはガイドブックには載らない名所です。
丸太町駅の2番出口をでてすぐ隣です。
アメリカ人建築家・ウィリアム・M.ヴォーリズにより設計、
清水建設により建築された、
『近代京都の名建築』とされます。
イギリスのチューダー様式でまとめられた洋館ですが、
なぜ大丸ヴィラという名称かというと、
あの大丸百貨店の11代社長・下村正太郎の邸宅と昭和7年に建てられたから。
大丸百貨店といえば、四条烏丸に鎮座する伝統あるデパート。
京都の風物詩「祇園祭」の長刀鉾も大丸さんのすぐ近くです。
うっそうとした樹木に覆われた美しい建物。
京都市の有形文化財ですが、残念ながら中を見学することはできません。
厚い鉄の扉で閉ざされた名建築、塀の外から見るだけでも価値はあります。
この大丸ヴィラのレンガ塀に合わせて、丸太町駅の入り口が作られたというのも素敵なエピソードです。
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京都市営地下鉄・烏丸線「烏丸丸太町」駅
gallery35のもう一つの最寄り駅。
レトロかわいい銭湯「井筒湯」さんは徒歩2分です!
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