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2020.11.21

gallery35の京都散歩8
世界遺産・二条城の豪華絢爛な美しさ

Gallery35から二条通を西に5分ほど歩くと、
二条城の真正面につきます。

世界遺産「元離宮二条城」

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二条城とは世界遺産に指定された正式名「元離宮二条城」で、二の丸御殿は国宝です。
城郭の中には本丸御殿と二の丸御殿がありますが、一般的には国宝の二の丸御殿を鑑賞します。

二の丸御殿の正門「唐門」

聖域を守護する唐獅子、長寿を示す松竹梅に鶴などの彫刻が施され、極彩色の豪華絢爛な色彩で彩られています。

ずっと眺めでいると首が痛くなるので注意が必要です。

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さて、この二の丸御殿、
1 現存する唯一の御殿群(しかも6棟も)を有する
2 誰もが教科書で見たことがある、あの狩野派の絢爛豪華な襖絵を有する
のが特徴。

確かに、大阪城、江戸城、名古屋城......。
長い歴史の中で御殿を失い、現存するものはありません。
二条城は奇跡的に戦火や震災を免れ、現在にまでその贅を尽くした姿を残しています。

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徳川家康の財力をつぎ込んだ絢爛豪華の極み

極彩色の色鮮やかな唐門の向こうにある二の丸御殿が
どのくらいすごいかといいますと、
とにかく「きんきらきん」なんです。

狩野派の金色に輝く障壁画にほぼ360度囲まれた部屋が連なります。

襖や壁だけではありません。
天井も、です。

徳川家康が京都御所の守衛&将軍上洛の際の宿泊所として建築したもの。
さぞかし権力をふるっていたことがうかがえます。

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「ケキョケキョ」鴬張りの真実


ちなみに二条城の名物「鴬張り」の廊下ですが、
こちらはセキュリティーのための「忍び返し」とされてきましたが......。

どうやら床板を固定する金具「目かすがい」と釘の関係で、
時間がたつにつれ金具が緩むことが原因の摩擦音。
という記事が2017年12月27日の朝日新聞にありました。

おお、もはや歴史ミステリーですね。

お堀に浮かぶ白い壁

お堀に囲まれた二条城、外から見ても美しいです。
純白の城壁と南東と西南の角に残る隅櫓。
青空の下にも映えますが、
夜のライトアップされた姿も美しいです。

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四方をお堀に囲まれた二条城。

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重要文化財の東南隅櫓。真っ白な壁が美しいです。

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天守閣跡からの眺め。

ぐるりと山に囲まれた京都ならではの地形を実感できます。

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二条城前から桜のトンネルをくぐって京都堀川遊歩道

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