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ARTIST
野良猫写真家
沖昌之(おきまさゆき)
野良猫写真家。
インスタフォロワー8万人。
1978年、神戸生まれ。アパレルを経て、偶然出会った猫「ぶさにゃん先輩。」の導きにより2015年、独立。
"必死すぎるネコ""ネコザイル""無重力猫"など、どの猫写真家も追随できない激写系ネコシャを発表。
誰も真似できない(というか、真似したくない)過酷すぎる写真を撮る、猫写真界の異端児として注目を集めている。
写真集『必死すぎるネコ』は刊行前から、「誰もこんな写真撮れない!」「どうやったらこんな写真撮れるの?」とその激写っぷりがSNSで話題に。
沖のネコは、まるで人間そのもの。賢くて愚かであり、必死なのである。
生きとし生ける物はすべて欲望によって突き動かされていると思わずにはいられない。
しかし、その真摯なまでの欲望と好奇心は時に滑稽に映るのです。
必死すぎる猫たちは、私たち生きる姿の情景ともいえる。だからインパクトもさることながら、じわじわと心に染みてくるのがこの写真の真骨頂ではないだろうか。
「なんで?」。一つの疑問が次の疑問を呼び、ネコはネコでなくなり、人間としか思えない境界線に達する。
もしかしたら必死すぎるネコは、突然、自分自身の姿として立ち上がってくるのかもしれない。
そして、「必死すぎるな......。ぷぷぷ」と、愛情を込めて笑うのである。
人生がつらすぎる時でもくすっと癒される、かわいいだけが猫じゃない、新しい猫写真の礎となるだろう。
覗きたい
親子鷹
ザリガニ
水際
蝶々
◆works
『残念すぎるネコ』(大和書房)
残念すぎるネコ 沖昌之(おきまさゆき)
『ぶさにゃん』(新潮社)
『必死すぎるネコ』(辰巳出版)
『ネコになってしまえばいい』(心屋仁之助・共著)
「ほぼ日刊イトイ新聞」の『猫を求めて歩いた沖さんぽ』
連載:『猫びより』にて「必死すぎるネコ」
◆SNS
ブログ:「野良猫ちゃんねる。」
Instagram:@okirakuoki
Twitter:猫写真家 沖 昌之 必死すぎるネコ
◆contact
okirakuoki@gmail.com
◆
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